更年期女性のホットフラッシュ・熱中症ケアに◎備前百会灸のすすめ
〜東洋医学で“熱のトラブル”にやさしくアプローチ〜

「突然カーッと顔が熱くなる」「汗が止まらない」「暑くてボーッとする…」
そんなお悩みを抱えるアラフォー世代・更年期女性にとって、ホットフラッシュと熱中症は無視できない夏の大敵。
でも、クーラーで体が冷えすぎるのもイヤ…。
そんなあなたに、東洋医学の“やさしい熱ケア”としておすすめなのが「備前百会灸(びぜんひゃくえきゅう)」です。
備前百会灸とは?
「備前百会灸®」は、「ほうろく灸」をヒントにして、岡山の備前焼の土を使った陶器を通して頭の「百会」というツボにお灸をするものです。

備前百会灸のもととなった「ほうろく灸」は、江戸時代に庶民の間で夏の土用の時期に「ほうろく皿」をかぶり、頭の「百会穴」に灸をすえると暑気払いに良く効くと信じられていたそうです。
暑気払いの他、頭痛封じ、中風(脳梗塞)封じの祈祷として有名になった経緯があります。
また、炎天下で暑さ負けした武田信玄が、カブトの上から灸をすえたところ、たちどころに全快したのが「ほうろく灸」で、伝統行事になったとの伝えもあります。
今でも、夏の行事の一つとして暑気あたり、頭痛、夏バテ防止にも良いことから、土用の丑の日などに続けている寺院があるそうです。
*こちらの記事に、お寺でほうろく灸が行われた様子が掲載されています
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https://higashiaichi.jp/news/detail.php?id=15021
また備前焼には、遠赤外線やマイナスイオンを発生させる効果があると言われていることから、血行を促したり、血圧の安定、リラックス作用や疲労回復を期待することができます。
備前百会灸は、備前焼の土を使った陶器ならではの心地良さと、百会というツボ、そしてお灸の効能を兼ね備えた灸法と言えます。
更年期の不調って、どんな状態?
更年期(だいたい40代後半〜50代前半)は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に変化する時期です。その影響で、体も心もバランスを崩しやすくなります。
よくある不調には、
- 急にカーッと顔が熱くなる(ホットフラッシュ)
- イライラや気分の落ち込み
- 頭が重い、めまいがする
- 不眠や不安感
- なんとなくやる気が出ない
…など、心身ともに不調が現れるケースが多いです。

なぜ更年期に百会がいいの?
「百会(ひゃくえ)」は、頭のてっぺんにあるツボで、
目の疲れや鼻詰まり、頭痛、不眠、精神不安、更年期、健忘症、耳鳴り、めまい、肩こり、血行不良や低血圧の改善につながると言われ、昔から多用されてきたツボの1つです。
ホットフラッシュをはじめとした更年期の不調は、自律神経の乱れや、東洋医学の観点からは“陰陽のアンバランス”や気の巡りなどと関係があると考えます。
そこで百会には次のような働きがあるとされています。
●自律神経のバランスを調整する
→ ホットフラッシュや、首肩凝り、不眠などに◎
●気の巡りを整える
→ イライラ、頭痛、ほてりなどにアプローチ
●心を落ち着ける
→ 不眠や神経の高ぶりがあるときにもおすすめ
つまり、百会は更年期に乱れがちな“気”や“自律神経”をやさしく整えてくれるツボということができるでしょう

熱中症ケアとしても◎その理由
この記事の冒頭でもご紹介したように、備前百会灸のもとである「ほうろく灸」はもともと暑気払いとして用いられていたものなので、熱中症ケアとしての効果が期待できます。
「暑いのに、頭を温めるの!?」と思われるかもしれませんが、備前百会灸の開発者の方からも、熱中症や、更年期によるホットフラッシュには、このお灸でしっかり頭に熱を与えることで、これらの不調が改善されたケースがあるとのお話がありました。

まとめ|更年期の“熱のゆらぎ”は、頭から整える
ホットフラッシュも熱中症も、
「ただ冷やす」だけでは根本ケアにはなりません。
東洋医学の考え方では、“巡らせて、整える”ことが本質的な対処法。
備前百会灸は、そんな優しいアプローチで“熱の不調”を和らげてくれるお灸です。
今年の夏は、クーラーに頼りすぎず、
体の内側から気持ちよく整えていきましょう。
*備前百会灸を受けてみたい方に、こちらの施術をご用意しています。