PMSや生理痛に悩む女性必見!東洋医学で読み解く6つのタイプと対処法
毎月やってくるPMS(月経前症候群)や生理痛に悩まされていませんか?
「市販薬では一時的にしか効かない」「病院に行くほどでもないけどつらい…」
そんなあなたにこそ知ってほしいのが、東洋医学の視点から見た“6つのタイプ別”体質ケアです。
PMSや生理痛の原因は人によってさまざま。まずは自分の体質を知ることで、根本からの改善が目指せます。

東洋医学では「陰陽」「気・血・水」のバランスがカギ
東洋医学では、「陰陽」や「気・血・水」の量が十分にあり、かつ身体の中をスムーズに巡っていることが健康の基本とされています。
PMSや生理痛は、これらのバランスが崩れたときのサイン。特に現代人はストレスや過労、睡眠不足などの生活習慣により乱れやすくなります。
そこで今回は、東洋医学の視点から6つの代表的なタイプを紹介し、それぞれに合ったセルフケア法をお伝えします。

あなたはどのタイプ?PMS・生理痛の6タイプと対処法
① エネルギー不足タイプ(気虚)
気力(エネルギー)が不足し、疲れやすく、生理がダラダラと長引くようなタイプの方です。
特徴:
- 疲れやすい
- 食後に眠くなる
- 生理がダラダラ長引く(スッキリ終わらない)
- ムリがきかない

対処法:
- 過労をなるべく避ける
- 睡眠をしっかりとる
- エネルギーを補うために、朝食を大切にする(雑穀類・豆類・山芋・ドライフルーツなどオススメです)

② 気の滞りタイプ(気滞)
気の流れが滞って生理前にイライラしたり、首肩凝りが起きやすいタイプ
特徴:
- イライラ・緊張しやすい(ストレスを感じやすい)
- ニキビ・肌荒れが起きやすい
- 首や肩が凝りやすい
- お腹にガスが溜まりやすい
- 生理前に情緒が不安定になりやすい

対処法:
- 深呼吸やストレッチでリラックス
- 香りの良い野菜・果物やハーブを日常生活に取り入れる
- ストレスを溜めないことが重要!自分なりのストレス解消法を見つけていきましょう

③ 血不足タイプ(血虚)
血が不足して、顔色が悪く、生理が遅れがちだったり、不安や落ち込みやすいタイプ。
特徴:
- 顔色が青白い
- 肌や髪が乾燥しがち
- 生理の出血が少ない、色が薄め
- 生理周期が遅れがち
- 不安になったり、落ち込むことがよくある

対処法:
- 黒豆、黒ごま、ドライフルーツなど血を補う食材を意識
- 寝る前にスマホを避けてしっかり睡眠をとる
- 目を使いすぎない

④ 血の滞りタイプ(瘀血)
血の巡りが悪いことから、強い生理痛や経血の塊が出るタイプ。
特徴:
- 生理痛が強い(刺すような痛み)
- 経血にレバーのような塊が混じる
- 肩こり・頭痛が起こりやすい
- 顔にクマやシミ、そばかすが出やすい

対処法:
- 適度な運動で巡りを良くする
- 座りっぱなしを避ける
- 身体を温める(特にお腹や腰、下半身を冷やさないように!)
- 生の食材や冷たい飲食物はなるべく避ける(身体を温めるものを食べると◎)

⑤ 暑がりタイプ
のぼせやほてり、イライラなど熱がこもりやすいタイプ
特徴:
- 生理前に吹き出物やニキビができやすい
- 生理前に便秘したり、食欲が増すことが多い
- 暑がりでのぼせやすい
- イライラ・興奮しやすい
- 口臭・体臭が気になる

対処法:
- 辛いもの・揚げ物・お酒は控える(身体に熱が溜まるのを悪化させてしまいます)
- 運動習慣をつける
- 熱を冷ます食事を心がける(緑茶・ミントティー・夏野菜などオススメです)

⑥ 冷えタイプ
手足やお腹が冷え、生理痛が重くなる冷え体質のタイプ。
特徴:
- 1年を通して冷えを感じる
- トイレが近く、尿は薄くて量が多め
- 生理が遅れがちだったり、生理がこない月がある
- 腰やお腹を温めると生理痛が緩和する
- 寒い日や冷房にあたると体調を崩しやすい

対処法:
- お腹や腰は特に温めることを意識する
- 冷たいものや生ものは極力控える
- 夏でもエアコンのきいている室内では羽織ものを身につける
- 「三陰交」や「関元(かんげん)」にお灸をすると◎

まとめ|自分のタイプを知れば、生理の悩みは変えられる
PMSや生理痛に悩まされると、毎月が憂うつになりますよね。
でも、「私はどのタイプか?」を知るだけで、対策がより的確になります。
薬に頼る前に、まずは東洋医学的な体質チェックと自然なケアを取り入れてみませんか?
日々のセルフケアが、月のリズムをもっと穏やかにしてくれますよ。