冷たい飲食物をやめて気づいた、小さな体の変化。ゆるく整える食習慣【体験記】

はじめに

幼い頃から私はひどい冷え性で、毎冬霜焼けに悩まされて手足はパンパン、夏でもお腹を壊したり、無月経になったり・・・身体のあちこちに不調がありました。

「いつか不調に悩まされない、健康な身体になりたい!」

その思いから東洋医学に出会い、その知識を得る中で気づいたこと。
それが「冷たい飲食物をやめてみよう」でした。

ここでは、そんな私の“ゆるい変化”の記録をご紹介します。

冷たい飲食物を控えるようにした理由

きっかけは、不定愁訴を改善するために通っていた鍼灸院の先生に言われた言葉でした。

「お腹も足もすごく冷たいね!たとえ真夏でも冷えたものを食べたり飲んだりしたらダメだよ。内臓は冷やしたらいけないんだよ。冷えは万病のもとなんだから。身体の内側は温めないと!」

学校の給食では冷たい牛乳が出るし、家でも冷蔵庫で冷えた麦茶を飲んだり、アイスとかゼリーを食べたり・・
気づけば私は生まれつき酷い冷え性なのにも関わらず、無意識に冷たいものを頻繁に摂っていたことに気づきました。

そっか、身体は温めることが大事なんだ!それなら食生活を見直してみよう!!

そこで冷たい飲食物を控える生活を始めました。

  • 冷たい飲み物を減らす
  • 温かいものを意識して取り入れる
  • 食品添加物のあるものは極力控える(パッケージなど確認して食材を買う)

「頑張りすぎない」「完璧を目指さない」が私のルールでした。

手足が冷えるって本当に辛くて・・。霜焼けができると痒くてたまらない・・これをどうにかしたかったことが「冷え性改善」をはじめるきっかけでした

ゆるく続けた結果、感じた“小さな変化”

食生活をゆるく変えてみた・・冷たいものをやめただけで起きた、私の変化は次のようでした。

① お腹を壊さなくなった

子どものころからずっと悩んでいた“お腹の弱さ”が、ある日気づいたら ほとんど気にならなくなりました。子供の頃は下痢気味のことが多かったですが、今ではほぼ無くなりました。

② 体の冷えが和らいだ

とくに冬は、手足が氷のように冷たくて、全ての指が霜焼けになるほどでしたが、
冷たいものを一切やめて、温かい飲み物やご飯を意識してとるようにしたことで、霜焼けになることがかなり減りました(全く霜焼けにならない冬も出てきたほどです)

身体の冷えが和らいだら、疲れやすさもグッと減りました。学生時代よりも今の方がずっと体力があります^^

③ 心の余裕が増えた

食べるものを変えると、気持ちまで変わるのが不思議です。東洋医学では、心と身体はつながり合っていると考えますが、これは本当で、身体が冷えるとマイナス思考になったり、やる気が湧いてこなくなったり・・気持ちも冷えるような感覚がありました。

しかし温かいものを食べたり飲んだりすると、なんだか心もポカポカしてきて・・

「あれを頑張ってみよう!」「今度あんなことをしてみよう!」みたいな前向きな気持ちになれることが増えました・

はじめやすい「やさしい食生活」のアイデア

身体を改善するためといっても、いきなり全部を変える必要はありません。
私が無理なく続けられた習慣を、いくつか紹介します。

  • ご飯のときは、なるべく温かいスープかみそ汁も摂るようにする(野菜やタンパク質も摂取するよう心がける)
  • 真夏でも常温以上の飲み物を選ぶ
  • できる範囲で「添加物少なめ」を意識
  • すべてを禁止にしない(たまにはアイスや冷たい飲み物もOK、頻度に気をつける)

“ゆるく、心地よく” がポイントです。

この頃にやり始めたお灸。こちらも冷えの改善にはとっても効果的です

ナチュラル派さんにおすすめの「常備アイテム」

私が冷えない身体作りのために常備しているものをここでご紹介します。ご興味あるものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。(食だけでなく、日々の生活習慣についてここではご紹介しています)

● 保温性のあるマグボトル

冷えやすい人はもちろんなのですが、
いつでも“温かい飲み物”がそばにあると、私はなんとなく心落ち着く感じがします。特に真夏のコンビニやスーパーでは冷たい飲み物ばかり販売されていて、なかなか外出先で温かいものを買えなかったりします。そんな時のためにも、私は水筒に温かい飲み物を入れて、持ち歩いています。

ちなみに水筒は、いろいろ試した結果、
今はこちらのタイガーのマグボトルに落ち着いてます。

  • 軽い
  • しっかり保温してくれる
  • 色が可愛い^^
  • 食洗機対応なので、洗うのが大変ではない

このあたりが無理なく続くポイントになっています。

私はペットボトル飲料よりも、自分で淹れるお茶の方が風味が楽しめるので好きです。その時の気分で緑茶、ハーブティー、麦茶など、好きなものを選んで、朝いれることが日課です。温かい飲み物は心も身体も温めてくれるので、よければ実践してみてください^^

● 電気ケトル(シンプルタイプ)

以前はやかんを使っていましたが、今は便利な電気ケトルを使っています。お湯が沸くとスイッチが勝手にオフになってくれるので楽ちん^^
続けるためには“使いやすさ”が大事だと思っているので、お湯は簡単に沸かせるものを使っています。

● 貼るお灸

お灸は火を使うイメージが強いと思いますが、火を使わなくてOK “貼るだけ”のお灸もあります。こちらはお灸なのでホッカイロと異なり、皮膚に直接貼って使うことができ、血行の促進や筋肉の凝りをほぐしたりといった効果を期待できるものです。せんねん灸ではMサイズとLサイズが販売されていますが、はじめはMサイズから試してみると良いかもしれません。

私はこちらを1年中カバンに入れて持ち歩いています。真夏でも冷房で冷えることがあるので、そのような時にサッと取り出して、お腹・腰・背中のいずれかに貼ることが多いです。Lサイズはほぼ1日温かさが持続するので、冬に1日外出するような時にはそちらを使うことも多いです。身体は冷やさないように、常に心がけています。

*注意こちらを貼っていて少しでも熱いと感じたら、すぐに剥がしてください。またこれを貼ったまま寝ないでください。火傷すると水膨れができる可能性もありますので、使用する際は十分気をつけてください。(商品と一緒に説明書も同封されていますので、そちらをよく読んでから使用するようお願いいたします。)

●ストール

こちらも真夏でも欠かさず持ち歩いているものです。屋内の冷房が強くて寒いと感じたら、すぐに首に巻くようにしています。薄いものでもOKなので、冷えやすい方、首肩こりの強い方、また風邪をひきやすい方は首を冷やさないよう心がけると良いでしょう。

冷え性改善のためには全身浴に浸かることも大切です。湯船に浸かりながらゆったりと心身ともに休ませてあげましょう

無理せず、ゆるく続けられることが大事

冷たい飲食物を控えたり、生活習慣を変えたからといって、
急に劇的な変化があったわけではありません。

でも、

「あ、そういえば最近お腹の調子を悪くすることがなくなった」
「霜焼けがほとんどできなくなった」

そんな小さな気づきが積み重なり、自分の体と優しく向き合えるようになりました。

ナチュラルな生活は、頑張るものではなく、暮らしにそっと寄り添うもの。

あなたの体にも、きっと心地よいバランスが見つかりますように。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です