「未病ってなに?」病気になる前に気づきたい、体からのサイン
「病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪い」
「検査では異常がないのに、疲れやすい」
そのような状態が続いているとき、
実は体は小さなサインを出していることがあります。
この記事では、最近聞かれるようになってきた「未病」についてご紹介します。

未病とは、病気と健康のあいだの状態
東洋医学では、
病気は突然起こるものではなく、
心や身体の小さな乱れが少しずつ積み重なって表れると考えられています。
この
「まだ病気ではないけれど、健康とも言いきれない状態」
を 未病 と呼びます。
見た目には元気そうでも、
内側では“気・血の巡りの滞り”が起きていることも少なくありません。
女性は未病のサインが出やすい
特に女性は、
・ホルモンバランスの変化
・冷え
・ストレス
・忙しさによる慢性的な疲労
などの影響を受けやすく、未病の状態になりやすいと言われています。
たとえば、
・疲れが抜けにくい
・気分が揺らぎやすい
・眠りが浅い
・生理前に不調が出やすい
こうした「はっきりしない不調」も、体からの未病のサインかもしれません。

未病は「放っておく」とどうなる?
未病の段階では、まだ大きな症状が出ていないため、つい我慢してしまう方も多いです。
生理痛や頭痛があっても、薬を飲めばいいや
だんだん身体が疲れやすくなってきたけど、まだ大丈夫かな
みたいな感じで。
けれど、
そのまま“体からのサイン”を放置していると、
・不調が長引いて、だんだん悪化していく
・回復に時間がかかる
・他の不調も引き起こしてしまう(身体のあちこちに不調があらわれる・・「不定愁訴」の状態になることも)
といった形で表れてくることもあります。
未病とは、流れが少し滞っている状態
ここで未病について、もう少しお話しますね。
私たちの体の中の状態は、
よく 小川の流れ に例えられます。
澄んだ小川が、何にも邪魔されずに静かに流れている状態。
それが、心と身体が健やかに整っている状態です。

けれど、
小川に落ち葉や小石が溜まったり、どこかで小さく堰き止められてしまうと、
水の流れは少しずつ滞っていきます。
最初は、ほんのわずかな変化。
でもそのままにしていると、
水が濁ったり、流れにくくなってしまいます。

東洋医学でいう 「気の巡りの滞り」 も、
この小川の状態とよく似ています。
小さな滞りが、不調として現れる
体の中の流れが滞ると、
・生理前にイライラしやすい
・慢性的な頭痛
・体が張る感じがする
・顔にクマやシミができやすい
といった、
「なんとなく不調」として現れてくることがあります。
これが、
まだ大きな病気ではないけれど、健康とも言いきれない 未病 の状態です。

未病ケアは、流れをそっと整えること
未病ケアは、いきなり大掃除をしたり、一気に流れを変えようとするものではありません。
小川に溜まった落ち葉を、
そっとすくい上げるように。
体の中の気や血の巡りをやさしく整え、
本来の流れを取り戻していくことで、自然治癒力を高めていくケアです。
流れが戻ると、自然と水は澄み、小川はまた静かに流れ始めます。

巡りが整うと、体は軽やかに
体の巡りが整ってくると、
・不調に悩まされにくい
・回復が早くなる
・心も穏やかに感じられる
といった変化を感じる方もいます。
未病に気づくことは、自分の心や体と向き合い、巡りが少し滞っていることにそっと気づいてあげること。
それだけでも、
体は整う方向へと動き始めます。
未病は、
「今のうちに整えてね」という
体からのやさしいお知らせのようなもの。
早めに気づいてあげることが大切です。

未病ケアとは、整える習慣をつくること
未病ケアは、不調を無理に抑え込むものではありません。
・巡りを整える
・緊張をゆるめる
・心と身体をリセットする
こうした積み重ねによって、
不調が大きくなる前の状態に戻していくケアです。
「治す」というより、自然治癒力を高めることで本来のバランスに戻るイメージに近いかもしれません。

未病に気づいたときが、整えどき
未病は、特別なものではありません。
・なんとなく不調を感じるとき
・忙しい日常の合間に
・心と身体の声に耳を傾けたくなったとき
そのようなタイミングで、
そっと整える時間を持ってみてください。
未病に気づけることは、
自分を大切にできている証でもあります。
「『じゃあ、どう整えたらいいの?』と感じた方へ。
当院が大切にしている未病ケアについて、こちらの記事にまとめています。
