【五月病とは?】やる気が出ない・体がだるい…東洋医学とアロマで整えるセルフケア
春から新しい生活が始まり、少し落ち着いてくる5月頃。
「なんとなく体がだるい」「やる気が出ない」「気分が落ち込みやすい」と感じる方が増えてきます。
このような状態は、一般的に五月病と呼ばれています。
医学的な正式な病名ではありませんが、新しい環境によるストレスや生活リズムの変化によって、心身に不調があらわれる状態を指します。特にゴールデンウィーク明けに症状が出やすいことから、この名前がついたと言われています。
今回は、五月病の原因や症状、そして東洋医学の視点から見た体の状態、さらにアロマを使ったセルフケアについてご紹介します。

五月病の主な症状
五月病では、次のような症状が見られることがあります。
- やる気が出ない
- 疲れやすい、体が重い
- 朝起きるのがつらい
- 気分が落ち込みやすい
- 集中力が続かない
- 食欲がない
- 睡眠の質が下がる
こうした症状は、環境の変化によるストレスや精神的な緊張が続いたあとに現れることが多いと言われています。
特に、責任感が強い方や頑張りすぎてしまう方ほど、知らないうちに疲れが溜まりやすい傾向があるようです。
東洋医学から見る五月病
東洋医学では、春から初夏にかけては、五臓のうちの「肝(かん)」の働きが深く関係する季節とされています。その 「肝」は、体にとって以下のような大切な役割を担っています。
- 気(エネルギー)の流れを整える
- 自律神経系への働きかけ
- 感情のコントロール(情緒の安定)
しかし、新生活の疲れや環境の変化によるストレスでこの「肝」の働きが乱れると、気分の落ち込み、イライラ、不眠、頭痛といった「五月病」特有の不調が現れやすくなります。
つまり、五月病は心が弱いせいではなく、季節の変化により「肝」が不調和になっているサインと考えられます。

香りが心と自律神経に働きかける理由
アロマの香りは五感の中でも、脳に直接伝わると言われています。
嗅覚から入った刺激は、感情や自律神経をコントロールする脳の部分に伝わるため、香りによって
- リラックス
- 気分転換
- ストレス緩和
などの効果が期待できるとともに、『気の流れ』を促すこともできると考えられています。
そのため、アロマは五月病のセルフケアとしても取り入れやすい方法のひとつです。

五月病のセルフケアにおすすめのアロマ
ラベンダー
心を落ち着かせる香りで、ストレスや緊張を和らげるのにおすすめです。
睡眠の質を整えたいときにもよく使われます。

オレンジスイート
優しく明るい柑橘の香りで、気分を前向きにしたいときに向いています。
ストレスによる胃腸の不調にも相性が良いとされています。

ベルガモット
柑橘系の爽やかの中に苦味を感じるような香りで、気分を落ち着かせたいときにおすすめです。

自宅でできる簡単アロマケア
忙しい方でも取り入れやすい方法をご紹介します。
ハンカチやティッシュにアロマを垂らして香りを楽しむ
ハンカチやティッシュに精油を1滴程度垂らして香りを楽しみます。外出先でも簡単にできます。

アロマバス
入浴時に精油を1〜2滴入れることで、香りと温熱効果でリラックスできます。(精油は乳化剤などに混ぜてからお風呂に入れてください。直接入れるのは危険です。)
ディフューザー
お部屋に香りを広げて、心身をリラックスさせる空間を作ります。

自然療法による体のケア
五月病の背景には、主に自律神経の乱れや気の巡りの滞りが関係していると考えられます。
アロマやディエンチャン(顔ツボ反射療法)、お灸をはじめとした自然療法では
- 気血の巡りを整える
- 自律神経のバランスを調整する
- 身体の緊張を緩める
といったケアを行うことで、心と体の両面からコンディションを整えていきます。
「なんとなく体が重い」
「疲れが取れない」
「気分がすっきりしない」
このような症状が続くときは、自然療法を通して、体の内側から優しく整えていくことも大切だと考えます。

まとめ
五月病は、環境の変化による心と体の疲れが表れたサインとも言えます。
無理に頑張り続けるのではなく、
- 十分な休息
- リラックスできる時間
- 香りによるセルフケア
などを取り入れながら、心と体のバランスを整えていきましょう。
当院では、東洋医学の考え方をもとに、その方の体質や状態に合わせたケアを行います。
気になる不調がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
